皆様、お疲れ様です。サポーターの岡部です。
先日開催した「Non→Proデザイン」のバナーコンペについて、
審査がすべて終了しましたのでその結果のご報告です!
まずおさらいとして「Non→Proデザイン」とは、プロを目指す方ではなく、
一般の方向けにCanvaに特化したスキルを習得していただくためのスクールです。
今回のコンペでは、実際にmeta広告の運用で使用するバナーを募集しました。
コンペ結果と選考基準について
今回の応募総数は270枚、141名もの方にご応募いただきました。
多くの塾生・卒業生の皆さんに、実務への第一歩として
気軽に挑戦していただけたことやべーやんに力添えを!と意気込み付きの応募もあり、
大変嬉しく思っております!歓喜!
厳正なる審査の結果、最終的に9案、7名の方のデザインを採用とさせていただきました。

左上から順に木田美智子さん、山下祐美子さん、伊加七奈さん、高橋ゆきさん、大路智絵美さん、横井れい子さん、天野澪奈さん(3案採用)
改めておめでとうございます!!
選考は以下の2段階で行いました。
1次選考: デザインの基礎である「視認性」や「デザイン性」をメインに85枚を選定。
2次選考(実務運用): 選定したバナーを実際に1〜3日間運用し、CPA1,000円以内という基準で最終採用を決定しました。
(2次選考の過程で一見見た目が良くても成果に繋がらなかったものが9割という厳しい結果に・・・!)
※ここでマーケティング用語である「CPA」について補足。CPAとは「顧客獲得単価」のことで、今回で言えば「ワークショップへの申し込み1件を獲得するのにかかった広告費」を指します。この数値が低いほど、効率よく集客できている「成果の出るデザイン」と言えます。
総評:見えてきた課題と実務の厳しさについて
正直にお伝えすると、今回のコンペは全体として質の高いものとは言えませんでした…💦
多くの作品に共通していた課題は以下の通りです。
- 基礎的な視認性の不足: 文字の強弱や色などのバランスが悪く、何が書いてあるか瞬時に伝わらないものが目立ちました。
- 「参考元」のないオリジナリティ: デザインの良し悪しを判断する「判断基準」を持たずに、
参考元探しという工程を飛ばして、独自の感覚(オリジナリティ)だけで作られたように見えるものが非常に多かったです。 - 主体的な姿勢の不足: 事前に具体的な質問をしてきた方はごく数名です。
多くの方が不明点の解消や制作するための情報収集をせずに、制作を進められてたのが印象的でした。
バナー制作は比較的ハードルは低いと思いますが、
実務ベースのクオリティには満たないものが多かったというのが現実です。

デザイナーの責任とは?クライアントへの損益という視点について
日頃から尾上塾長が伝えているように
私たちデザイナーは、ただ綺麗カッコいいものを作るのが仕事ではありません。今回のケースで言うと、
「一つ間違えると人様の資産をドブに捨ててしまう(損益を与える)可能性がある」という、
思った以上に責任や緊張感のあるお仕事です。
デザインは実際に世に出してみないと成果が分かりません。
採用されたデザインには、成果が出るだけの明確な「意図(理由)」がありました。
一例として、Netflixのような「多くのツールがある便利さ」や、サブスクサービスのような「届くワクワク感」を
デザインの基盤に据えたものなど、ターゲットに刺さる言語化された背景が存在します。

※今回3案採用となった卒業生、天野澪奈さんに改めて制作意図や何を意識していたのかについて簡単にまとめて頂きました。
一方で、運用した結果、全く申し込みに繋がらなかったデザインもありました。
これは残念ながらクライアントにとっては直接的な資産の損失となります…
日々の学習や実務において、この「実務の厳しさと責任感」を今回のコンペを通じて
今一度再認識していただけたら幸いです・・・!
これからのデザイナーに求められる「判断力」とAIの活用について
昨今、AIの生成クオリティは飛躍的に向上しており、
単純な「制作」だけではデザイナーとして淘汰される時代がもうすでに来ています。
今回の応募者の中には、非常に精度の高い指示を用いてAIを「使いこなす側」として参加していた方もいました。
AIに何を生成させ、どの部分に注目して判断しているのか。
その「判断基準」や「視点」こそが、今後競合と戦っていくために必要な要素となります。
制作スキル”だけ”を磨くのではなく、意図を理解し、デザインの良し悪しを見極める「眼」を養うことが不可欠です。
中には撃沈している方もいるかもしれませんが、ここで忘れないで頂きたいことを一つお伝えしておきます!
それは、失敗を恐れて挑戦することは絶対にやめないでください。
挑戦することの成長機会を逃すことそのものが、最大の危機であり失敗だからです。
良いデザインを見極める力を身につけるために…
今回の結果を受けて、自分のデザインに何が足りなかったのか、
どうすれば「成果の出る判断基準」を持てるのかを知りたいと感じた方も多いと思います。
そんなあなたにぴったりの、デザインの根幹である「参考元探し」と「言語化」を
徹底的に学ぶ勉強会が実は先月から定期開催で行われています!
- 内容: デザインの審美眼と再現力を一気に引き上げる1000本ノックワーク。
- 次開催: 2026年6月24日(水)13:00〜16:00。(今月は既に満枠です。上記はこれから募集予定のため必見!)
- 場所: オンライン(Zoom)。
デザインは「センス」ではなく「判断基準」です。
今回のコンペで悔しい思いをした方も、まだここからが再スタート🔥
皆さんの再挑戦とさらなる成長を応援しています!!
前回の開催については以下をご覧ください↓↓
