”ときめく”デザインパッケージEXPOに行ってきました!
日々の学習お疲れ様です!
ベストグラフィックデザイン塾 講師の伊藤です!
今回は6/24〜26に東京ビッグサイトで開催された
「”ときめく”デザインパッケージEXPO」のレポートをお伝えします!
ライフスタイルWeek TOKYOという展示会の中の一部で、
このイベントでのパッケージに特化した展示会としては今回が初開催でした。
出展企業は約36社と規模はそれほど大きくありませんでしたが、
その分、パッケージに関する専門性の高い企業が集まっており、とても濃い内容でした。

目的
今回の目的は、パッケージデザインの表現そのものを見ることだけではありません。
現在、実際にどのような加工・素材・仕様が提案されているのか、
最新のパッケージ技術をリサーチすることが大きな目的でした。
また、どのような印刷会社や製箱会社、貼箱メーカーなどが出展しているのか、
小ロット対応や特殊加工、既製品の活用、オーダーメイドなど、
通常の印刷通販では相談しにくい内容に対応できる企業があるのかも確認したいと考えていました。
デザインを考えるうえでは、見た目の美しさだけでなく、
- クライアントの要望をどこまで実現できるのか
- どのような会社に相談すれば形にできるのか
という「制作面の知識」もとても重要です。
今回は、そのような視点で展示会全体を見て回りました。
パッケージと言って思い浮かぶものは?
ところで、「パッケージ」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?
・お菓子の箱
・ コスメの外箱
・ 紅茶やコーヒーのラベル
・ ギフト用の貼箱
・ お菓子缶 など
身の回りには、実にさまざまなパッケージがあります。
普段は「商品を包むもの」として何気なく見ていますが、実はパッケージには、
・ 商品の魅力を伝える
・ブランドの世界観を表現する
・ 手に取ってもらうきっかけをつくる
といった、とても大切な役割があります。
「パケ買い」という言葉があるように、
パッケージは商品を売るための重要なデザインでもあります。
テーマパークのお土産売り場を想像してみてください。
どんな形のパッケージがありますか?
四角い箱、円筒状の箱、ジップ付きのパウチ、開けると飛び出す仕掛け箱、引き出し状の箱、中身を表す形の箱…
次に、どんな素材のパッケージがありますか?
紙箱、段ボール、缶、アルミ、PP、和紙…
では、どんな印象のパッケージがありますか?
高級感、かわいい、シンプル、子ども向け、季節限定…
これらの組み合わせでパッケージは無限大に広がります
展示会ではどんな企業が出展していたの?
1)箱の世界
今回の出展で一番多かったのが紙を用いた製箱会社です。
普段何気なく見ている箱でも、実は非常に多くの技術が詰まっていることを実感しました。
特に印刷にこだわっている企業では、
箔押しなしで箔押しに見せる技術や、一部にPP塗工を行い、光沢を出す表現などが印象的でした。
一方、製箱技術に強い企業では、
「こんな形の箱を作りたい」という要望に合わせて、オーダーメイドで自由に設計・製作できます。
クライアントの商品に合わせて箱の形そのものを提案することもできるそうです。
また、「表には出せませんが…」と前置きしながら、
有名メーカーの商品パッケージやテーマパークのお土産箱を手掛けている企業もあり、
普段は聞けない裏話もとても興味深いものでした。
2)パウチの世界
最近増えているのが、自立するチャック付きパウチです。
食品やペットフードだけでなく、雑貨などにも採用されており、
軽くて持ち運びやすく、保存性も高いため、多くの商品で活用されていました。
3)缶の世界
缶に入ったお菓子、お菓子より缶を買っているんじゃないかと思うくらい可愛いですよね
ある企業では、缶への印刷技術が非常に高く、
- 写真を鮮明に印刷する技術
- クリアインクを盛ってエンボスのような立体感を表現する加工
など、缶ならではのデザイン表現を見ることができました。
既製品の缶に印刷するため、小ロットから制作でき、缶の種類やカラーバリエーションも豊富です。
一方で、既製サイズに商品を合わせる必要があるという点はデメリットでもあります。
また別の企業では、缶そのものを製造する技術を持っていました。
印刷済みの金属板を加工し、クライアントの希望に合わせたサイズや形状に仕上げます。
丸みのあるフォルムや独特の高級感は、製缶メーカーならではの魅力だと感じました。
「捨てる」ではなく「残したくなる」パッケージへ
今回、多くの企業に共通していたのが、「パッケージに付加価値を持たせる」という考え方でした。
例えば、
- ジップ付きパウチをポーチとして使えるほど丈夫にする
- ご当地デザインのパウチに写真を入れるように設計し、フォトフレームとして飾れるようにする
- 引き出し式の箱を小物入れとして再利用できるようにする
など、「捨てずに残したくなる」工夫がたくさんありました。
環境への配慮という意味でも、こうした考え方は今後ますます重要になっていくのではないかと感じます。
最後に
パッケージデザインの面白いところは、グラフィックだけで完結しないことです。
紙の種類、形状、加工方法、開け方、手に取ったときの感触まで含めて、一つのデザインとして設計されています。
今回の展示会では、パッケージの世界を「見た目」と「つくり方」の両方から学ぶことができ、とても刺激を受けました。
ロゴやチラシなど平面デザインを学んでいる皆さんも、ぜひ身の回りのパッケージを意識して観察してみてください。
「なぜこの形なのか」「なぜこの素材なのか」「なぜこの加工なのか」を考えるだけでも、デザインを見る視点が大きく変わると思います。
展示会の中の写真を掲載することができず残念ですが、
機会がありましたらぜひ足を運んでみてください!
「見る」「聞く」「触れる」ことで、素材の質感や加工の美しさ、
つくり手の想いを感じ、本物のデザインを体感してみてください!
You can do it!!!

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